NICENESS（ナイスネス）のBOYD（ダークネイビー）です。

ブランドスタート時のアイコン的ファブリックとして使用され続けてきたWILD SLIK（ワイルドシルク）シリーズですが残念ながら今期で一時終了となります。

最後のシーズンと言うこともあり、様々なアイテムにワイルドシルクが用いられておりますが、当店は、やっぱりナイスネスの名を知らしめるキッカケを作ったシルクデニムをピックアップしました。
これまでファーストシーズンから展開されていたリーバイス517をオーバーサイジングでパターン化させたモデル、CLAPTON、18AWシーズンに発売されたリーバイス606のハーフサイズアップをパターン化させたモデル、HARRISON。この2種のモデルをミックスさせ、更にデニムパンツの原型とも言えるリーバイス501の要素も盛り込んだ正しくハイブリッドで良いとこドリをしたシルエットに落とし込んだのが今回のBOYDです。
有終の美を飾るに相応しいモデルだと思います。

これまでのモデルには、それぞれのシーズンに流れるイメージを具現化するために必要な要素としてシルエットと言うものが出来上がっていました。原則的にトレンド感と言うものには距離を置いた物作りをしているので、陳腐化することはなく永続的に着用可能なプロダクトであるとこは前提にありますが、人の気分というのはシーズンによって変化するもので、時に、このシルエットは少し違うなぁ〜と言うような事も起こる場合もあります。
その点で言うと、今回発売されたBOYDは、これまでのモデルと比較しても更に普遍的な要素が強く現れたシルエットとデザインだと思います。最もそれを感じるのは、これまでのモデルに合わせるシューズはレザーシューズよりもスニーカーのようなモノの方がシックリと納まる印象があり、少しドレッシーに着用してみたいなぁと言う時に足元の靴で悩んでしまう事がありました。
このモデルに関しては腿から裾に掛けての幅にゆとりを持たせ、ウエスト部分（※ウエストはドローコード仕様になっております。）がトップスやアウターで隠れてしまえば、ドレスパンツのような雰囲気を醸し出す要素を備えているので、言わずもがなレザーシューズを合わせた時のバランスは思い描いた通りのドレッシーな仕上がりになってくれます。
そういった要素を活かすのであれば、ナイスネスの今期のテーマから少し逸脱しますが、トップスもドレス寄りの雰囲気を持ったアイテムとコーディネートするのが当店のお勧めスタイルです。
因みに本モデルにはフロントファスナーが配置されましたので、男性陣の用足しに貢献してくれます（笑）

【WILD SILKとは？】
ワイルドシルクとは、人工的に育てられた蚕の吐く糸ではなく、大自然の中で生きる野性の蚕が吐く糸を使い、シルク生地を織ったものです。

人工的な蚕と野生の蚕の吐く糸の大きな違いは、糸の断面図に穴がたくさんあるかどうかです。

野生の蚕が吐く糸にはたくさん穴があり、それがワイルドシルク特有の性質をもたらしています。

柔らかな風合いと弾力や、紫外線を反射・吸収し、一定温度を保つ特性。

また、小さな穴が活性炭のような働きをするため、消臭性や抗菌性もあります。

生きている蚕の数には限りがある為、ワイルドシルク生地は大変希少性の高いものとなっています。

MODEL:171cm, SIZE:M着用
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