UN/UNBIENT(アン)のクラシックウールツィードブルゾン４(ブラックチェック)です。
2019AWから継続されたシェットランドウールツイードです。まずは生地についてデザイナーのインスタグラムPOSTのテキストを引用し説明します。
以下、一部引用。
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ベージュの大判チェックに引き続き、今回新たに製作されたのがこのブラックチェック。

このチェック、黒とエンジ2色で構成された柄に見えてもう1色混ざっており、実はエンジのラインの周りに這うようにチャコールグレーのトップ糸が入っています。それにより黒とエンジの境目が曖昧になり、全体を引いて観るとどこか滲んだような雰囲気のチェック柄に見えます。
加えてそのチャコールグレーのトップ糸（グレー、黒、白などのカラーが混ざった糸）がところどころ吹き出す事で白いネップを生み出しています。個人的に毛織物（または編み物）で好きなのが、たまに藁だとかの草が混ざっているところ。とくにツイードなど粗野な毛織物に現れやすく、これは糸の製造過程で絡まっていたりするのだが、これを見ると、ああそうかウールって羊だったな、と。そうした牧場感とでもいうか、とたんにノスタルジアを想起させるのが個人的にグッとくる。その様に考えてみれば、その異物ですらも（私にとって）ツイードという素材を演出する効果の一助となっていたりするかもしれない。

上記のような自然発生的に生まれる天然素材の特徴とデザイナーの持つ偶発的アイデアの化学反応が程よく親近感を感じさせ生み出された素材は実にリアルな日常に落とし込みやすいものとして出来上がりました。

詳細なディテールについても別POSTでデザイナーがテキストに起こしているので、そちらも一部引用し説明します。
以下、一部引用。
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ラグラン袖で重要視しているのは、肩〜腕周りのカッティング。いわゆるラグラン線と呼ばれるもの。このラグラン線の取り方、1番個性が出る箇所じゃないかな。と思う。というのは、ラインの上部は基本的には切り替えのみで、ライン下部にかけて腕の操作性の設計を加える。
つまり袖底にかけて分量をつけてやればいいわけで、ライン上部は真っ直ぐでもカーブをつけてもどちらでも成立する。
アンはこのラグラン線、意図的にカーブを効かせている。端的に説明すれば着用した際の見え方の好みなんだけれど、肩甲骨に当たらないか、または肩甲骨をカバーする操作を施すか、肩幅が広くまたは狭くみえない様にバランスしたアールを描けるか、等々。
実は一番神経を使っている。このブルゾンはそれなりに分量のある身頃と袖に対して、丈をややコンパクトに設計してあるので、パンツのシルエットは如何様にでも合わせられると思う。
カメラというフィルターを通すとチャコール色に見えるけど、肉眼で見ると茶色の方が印象が強い気がする。そんな曖昧なチェックは合わせる物で印象が変わるから、タンスの服を何かと合わせたくなる。けど、まずはセットアップも良いんじゃないかなと思うわけです....。

多くは補足せずとも当店が言わんとしている事も同意見。是非、セットアップで！

MODEL:170cm SIZE:1着用

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