先月末から本格的にというか、毎週末は入荷ラッシュが続いています。
来店されるお客様も春物、若しくは夏物を購入される方が日増しに
増えてきています。
まだまだ気候は冬ど真ん中ですが、そんな事はお構い無しにデリバリー
されてくる新作たち。
そして、春物の明るいカラーに尻込みされる方がチラホラおられます。
コレは、実際の気候と商品が出す季節感のズレのせいだと思っています。
という事でこの時期よくある店頭での出来事をお話をしたいと思います。
季節の変わり目は、店頭に並んでいる商品と
お買い物されるお客様の洋服とはシーズンが異なっています。
今だと店頭には春物、若しくはTシャツなどの夏物が並びます。
御来店されるお客様は気候に合わせて冬服を着用されています。
陳列されている洋服の中で気になるアイテムがあれば手にとって
自身の体に合わせて設置された鏡越しに全体の雰囲気を
確かめられると思います。
これは、お買い物される殆どの方が、行う行為です。
でもココで注意して頂きたい事があります。
例えば気になるアイテムが春物トップスだった場合、
合わせるボトムはお客様が今、着用されているボトムになります。
そうです、トップスは春物なのにボトムは冬物なんです。
春衣料の大多数は明るめの色使いをしたアイテムになりますが、
冬物はダークトーンで中にはウール地の物などもあります。
当然、バランスが良くない為に、鏡越しに写った
気になったトップスがコーディネートし難いという
印象を持ってしまいます。
でも、コレってそのトップスが悪い訳ではなく、合わせるボトムが
悪いんです。
春物に冬服は合わなくて当然です。
トップスしか見ていないつもりでも、視界にボトムが入れば
人間の視覚というのは、脳の中でも一番強いイメージを残す感覚なので
、脳は総合的に捉えて、焦点のあったトップスが悪いと判断してしまうのです。
僕自身は仕事野中で頭の中で様々なコーディネートをイメージする事が
日常化しているのでそういった事は起こらないのですが、
一般のお客様からすると日常的に、頭の中でコーディネートをする事が
少ないので、いざ買い物に出かけた時にイメージをすると言うのも
ナカナカ難しい話です。
そこで適切なアドバイスやコーディネートの提案をする役目が販売員だったり
ショップのディスプレイだったりする訳です。
長文になりましたが、なんとなく分かって頂けたでしょうか?
勿論、買い物慣れされている方もいらっしゃると思うので、余計なお世話だと
思っておられる方には、素直にゴメンナサイと頭を下げます。
少しはアドバイスになったと思って頂けたら幸いです。
さあ今年の春は明るいカラーの洋服への足踏みが少しは緩くなるのではないでしょうか?
因みにチェックやストライプなんかがおススメです。