大阪にも直営店を構え、誰もが知るブランドとなったパラブーツですが、もちろんスタートから大きかった訳ではありません。
パラブーツを展開するリシャール ポンヴェール社の始まりは、1908年に小さな靴工房として、アルピニストたちが集まるフランス東部の町イゾーに工房を構えた事が始まり。
その当時から、現在のデザインの基本となり続けている登山靴を積極的に製作し、登山靴のトップメーカーへと成長していきます。
そして、現在のパラブーツが形作られたのは、1927年。
その当時の、リシャール ポンヴェール氏が滞在先のアメリカで、ラバーで覆われた一足のブーツをヒントに、ブラジルのパラ(PARA)港から直輸入されていた天然ラテックスを底材に使用した靴を開発しました。
「Paraboot」の名前の由来になっているのは、この「パラ(PARA)港」
歴史を紐解くと面白い事が分かりますよね。
自社でラバーソールを製造する、世界で唯一のシューズメーカーの誕生のお話はこのような歴史です。
ここから、ラバーソールだけではなく、Parabootの象徴的な技術でもあるノルウェージャン製法の技術を高めていきます。
その技術の高さを世に広める事になったのは、北極探検家ポール・エミール・ヴィクトール氏ら冒険家
オールウェザーで対応できるParabootは有名な冒険家たちにも愛用されるクオリティでした。
現在でも、そうですが、歩き疲れる事も殆どなく、天気も気にしなくて良いレザーシューズなんて他にありませんし、冒険するほどの動きをしない私達が満足できるのは当たり前ですよね。
このようにして、パラブーツの代表的技術である、ラバーソールとノルウェイジャン製法の技術を不動の技術として確立し、歴史を刻んできたパラブーツですが、現在に至っても、愛用され続ける、代表的なデザインのものも数々、生み出してきました。
その代表作ともいえるモデルの1つが今回御紹介するミカエルです。
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なんと、このモデルが作られて、実に70年。。
インソールに70ansの刻印は今まで経てきた70年の歴史の証明に他なりません。
どれだけ愛され続けられたらこれほどの歴史を刻めるのか、想像も付かないですよね。
もちろん、御紹介したラバーソール、ノルウェイジャン製法の技術は今も健在。
パラブーツの企業理念は「Invest in your walk=価値ある歩き」。
「歩く」という言葉は単なる行動としての「歩く」ではなく、「人生をともに歩む」ことも意味しています。
私達も、Parabootのこれからも長く続くであろう道の途中に、共に歩いた足跡を残したいですよね。
通販も承っておりますのでお気軽にお問い合わせ下さいませ。