今年も真夏が、やってきます。
否応なく照り付ける太陽が肌を焼き、体力を奪う猛暑、いや酷暑が今年も。。。
外を歩くのが嫌になる季節。今年はコロナもありマスク姿で出歩くかと思うと憂鬱になります。
丁度一年前にオリジナルプロダクトの20SSの企画に着手する事になりました。その時のメインテーマは「真夏を快適に過ごす経年変化のないTシャツ」
冒頭の通り、日本の夏は酷暑と言える暑さとの闘いです。
そんな暑さと闘くための戦闘服になり得るカットソーを今年リリースする事になりました。
まず酷暑を快適に過ごすには、暑さを如何にして軽減するか。これを解決するには、やはりファブリックの持つ性能に高めることと考え、これまで使用したことのなかったテクニカルファブリックの領域に足を踏み入れることになりました。
そこで注意したのが化学繊維特有のケミカルな雰囲気(若しくはアウトドアテイスト、スポーツテイスト)が強く出ないことでした。
特にアクティブウェアで身を固めるわけではないですしセレクトしているコンフォートなウェアやデザイン性の高いウェア或いは古着にもマッチするオーガニックな雰囲気を併せ持つファブリックを見つけることが必須でした。
そんな中で掘り出したのがTORAYが開発した新素材、PrimeflexR。
従来の生地よりも速乾性、耐摩擦性、耐水性、耐汗性、伸縮性に優れた綾織り生地で一見、鹿の子に見えるその表地に裏返したときに目を見張るほどの光沢を持った接触冷感素材は、表の顔はオーガニック感も持ち合わせた端正で飄々としながらも、裏に秘めた高性能な面構えの如く、正に求めていた通り、そのまんまの生地でした。カラーも正にミリタリーに用いられているような鈍いベージュカラー。この色だしが決め手でした。
表地
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裏地
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最高の素材(生地)に巡り合い、あとは最高級の料理(デザイン)に仕上げるのみ。
ここでもレシピはミリタリーやワーク、トラッドから拝借しました。
1950年代のスウェーデン軍M39というヘンリーネックの長袖アンダーウェアをベースにミリタリーやワークに寄り過ぎず、トラディショナルな装いにもマッチするデザインにするため、前開き部分の縁の縫製とステッチの距離を細く詰めて縫うことでシャープな見た目を作り出しフロントボタンの白蝶貝を用いることでエレガントさも加味させました。
シルエットへの拘りとしてはメインテーマの「快適性」に通じるコーディネートにはショーツも必要不可欠と感じ、フルレングスとショーツ、どちらを合わせてもサイズバランスが取れるようなパターンを構築しました。ラインの美しいスラックスでも膝丈のショーツでもバランスはバッチリ。
ジャンルは多様にコーディネート可能です。
BYBORREのクロップドパンツでもミリタリーテイストのカーゴパンツでもOKです。
またジャケットのインに使ったり、シャツのインナーに使ってもネックのボタンフライがアクセントになってクルーネックのように見慣れたカジュアルさに落ち着く事もありません。
ダークトーンのシャツ&イージーパンツのセットアップに合わせてもハマりますよ!
袖丈と袖付けの角度、袖口の幅、身幅とのバランスによって、実寸よりも着用時に身幅が広がり過ぎないような工夫を凝らしています。
コチラは是非、着用し体感頂けたら嬉しいです。
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(VELISTA) HENLYNECK TEE