レザーバッグは幾多ありますが、本当にしっくり来るものにはナカナカで会えないものです。
レザーには特有の重厚感があるのでモードやドレス、トラッドのようなある種ウェア自体に存在感のあるコーディネートの時はしっくり来るのですが、カジュアルでライトなコーディネートの時に合わせても程よく主張しながらも収まってくれるレザーバッグってパッと出てこないんです。
要は確かな作りではありながらも、どことなく力の抜けた感覚、言い換えるなら人の手で作られているなーって懐かしさを感じるオーラを纏ったプロダクト。
日本のブランドは素晴らしい技術と几帳面なほどの正確さで構築的なモノづくりは世界でもトップだと言えますが、力の抜き加減が上手くないものが多いんですよね。
長年、探していた非常に難しい、このお題をクリアするブランドと言うか職人、と言うか工房に出会えました。
やはりと言うか、当然というか、抜けと言うワードが入ると、この国に辿り着きます。
そう。イタリアの工房(ファクトリー)にソレはありました。
その名も、”CORIU(コリゥ)”
その意味は「革」、ド直球で潔いブランド名。
革はラテン語で「コリウム」と呼ばれ、南イタリアでは「コリウ」と呼ばれます。
19世紀から引き継がれる3つの家業がこの鞄を作り出すことになります。
革の歴史と伝統を尊重する為、このブランドは coriu と名づけられました。
Coriuは南イタリアのプーリア州を拠点とし、その土地から深いインスピレーションを受けています。
籐、錬鉄、石、モザイク、テラコッタ、刺繍などの工芸品は、文字通り古代からこの地域の顔を形成してきました。Coriuはその伝統を受け継ぎ、最先端でありながらもクラシックなデザインに変換しました。
Coriuの製品には、トスカーナ産のベジタブルタンニンなめしレザーを使用しています。これは、植物性エキスを使ってなめしているため、化学物質やエネルギーの無駄を最小限に抑え、最も持続可能なレザーです。植物性タンニンなめし革の美しさは、時間の経過とともに進化していくことにあります。
すべての生き物と同じように、植物タンニンなめしの革も時間の経過とともに形や色が変化し、ますます美しくなり、環境に優しく、エレガントで時代を超えたバッグになっています。
History Of 3 families
・Leather
革職人の家族は4世代前からレザービジネスを営んでおり、曾祖父はナポリで事業を始めました。
彼の子供たちが皆革ビジネスを引き継いでいます。家具や小物、革の鞣しをする人間もいます。
その中で蓄えられた革の伝統と知識は世代を超えて引き継がれています。
・Craft man
鞄職人のアトリエは、現在南イタリアの小さな都市、プーリア州に拠点を置いています。
彼の父は1960年代にローマでバッグのアトリエを始めました。
アトリエはイタリアのメゾンブランドから注文を受けられるまで発展。
90年代の終わりに、巨大なメゾンブランドはミラノに近い工場を統一する事を決めました。
しかし彼らは南イタリアに留まり、現在拠点としている小さな都市に移動する事を決めました。
職人の技術は子供たちへと伝えられています。
・Metal
南イタリアでは Metalo Battuta(メタロバツゥタ)という手作りの金属の伝統があります。
その金属細工師達は、ピュアな真鍮を使用して、使用時に美しい経年変化をもたらすアクセサリーを作ります。
今回は、二型セレクトしました。ユニセックスで使用頂けるモノにしました。
クラッシックな佇まいながらもサイズ感やちょっとした形状が、それと無くトレンドにマッチする雰囲気を纏っています。
この感じ、どこかで感じたなぁと考えてみたら、そうでした。forme(フォルメ)でした。
トレンドを素通りしているような顔のアイテムなのに、どのシーズンにもハマるプロダクト。何年経過しても変わらない、でも変化、進化している。そんなプロダクト。是非、チェックしてみてください。
以下から商品ページをご覧頂けます。
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(CORIU) LITTLE CROSSBODY BUFFALO SOFT GOLD ACC(BLACK)
(CORIU) LITTLE CROSSBODY BUFFALO SOFT GOLD ACC(MORO)
(CORIU) ZIPPED TOTE CALF GOLD ACC(BLACK)