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【VELISTA】well-being(心を保湿するTシャツ)

今期もTHYARDさんに御協力頂き、オリジナルTシャツを製作しました。
今回で3回目となる21SSシーズンのプロダクト。

彷徨うコンセプト?
さて今期はどんなTEEにしようかなと考え始めたのは昨年の夏の終わりも見え始めた処暑の頃。
当初はジャケット、Tシャツ、パンツという3つ揃えの展開を考えていたのですが生産背景が整わずに秋口あたりでTシャツの一択に。
一択となると、それ相応の説得力を持った要素を詰め込まないといけないと思いました。まだ定番と呼べるほどの完成度には達していない当店のオリジナル。(実際のところ常に進化しなければならないので結局どこまでいっても完成はないんですがね。)
発展途上のプロダクトなので前回よりは少しでも成長が見えるものにすることは毎回の必達目標です。
とは言え念いだけを乗せれば良い結果(着たいと思って貰えるお客さんの声)が出るほど簡単ではありません。
私たちが良いと思えるもの、即ちお客様に届けたいと思えるもの。今、この情勢で着たいと思って貰えるもの。改めて自身に問い直す時間が必要でした。
時は過ぎ、2021年の新年を迎える時期まで時間は経過します。

見えたコンセプト
コロナの終息が明確に見えない日常でファッションやそれを届けるアパレル業界の在り方が問われる時代へと確実に変化している。
在り方、すなわちビジョン。VELISTA(ヴェリスタ)が掲げるヴィジョンとはファッションを通して「ハレの日」を提供すること。「ハレの日」は日常と地続きの現実で、そこにもファッションの存在は間違いなくある。
そこにも目を向けてみようと思いました。

混沌として閉塞感漂う日常、、、
だからこそ求める「安心感、心地良さと幸福感

テーマは決まりました。「well-being(肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態)

ここからTシャツを形成する要素を具体的にテーマに沿って落とし込む作業に入りました。

要素は大きく分けてデザイン(パターン)とファブリック(生地)。

デザインに至っては2020SSで展開したHENLYNECK TEE で使用したパターンをそのまま活かしました。真夏の酷暑にも対応する肌と必要以上に接触しない適度な距離を確保、ボトムスのシルエットを選ばない、ジャケットのインにも使えるシーンを選ばないパターンと、これについては昨年の段階で今回のテーマに沿ったものになっていると自負がありました。(リンク先の商品説明を御覧ください)

そしてもう一方のファブリック(生地)。此方は素晴らしい生地をTHYARDさんが提供してくださいました。和歌山産の「コットンスムース」、これが本当に素晴らしい。。

生地を構成するカラーと素材。
先ずはカラー。
此方は安心感を担保させる為、ベーシックカラー(BLACK&WHITE)を選択しました。
相反するカラーでありながらもカラーコーディネートとしては最も用いられることの多いカラー。
BLACK、WHITEどちらも無彩色に属する色。無彩色の持つ印象は上品さと落ち着き。
他者に与える印象は上品で落ち着きを感じさせながらも、着用している本人は使いなれた色の安心感を持つことができます。

因みに色というのは非常に複雑な要素が絡み合って構成されています。
色と言うものを少し詳しく説明すると色は三属性の色相、明度、彩度で表すことができます。
※詳しくは最末尾へ。。

(心地良さと幸福感)
そして素材。THYARDさんが開発されたインラインで使用されているコットンスムースには絶大な信頼をおいています。
今年は更にブラッシュアップされており、今回のテーマ(well-being)の中でも最も重要な要素を解決してくれています。
それはシアバター。
シアバターは、西アフリカ原産のシアバターノキの実から採れる植物油で、常温ではバターのような固形ですが、体温で溶けて、お肌の表面に薄い皮膜をつくり、乾燥を防ぎ保湿してくれる効果があります。


シアバターの産地で有名なブルキナファソは西アフリカにある人口1900万人ほどの国です。『ブルキナ』は高潔な人、『ファソ』は祖国つまり高潔な人の祖国の国名が付けられています。

経済(1人当たりGDP)は世界平均の10%未満と貧しく女性の社会的な地位が低いことから日本でも女性の社会進出を応援する活動が行われ、その一環としてシアバターの生産と普及が行われています。
10年以上前から、JICAの森を守る事業の一部としてはじまった改良シアバター生産は、同時に農村の女性たちの経済支援策となりました。

このTシャツにはシアバターが生地に編み込まれているので汗をかくことで流れ落ちる油分によって乾燥する肌を守ります。
着用する度に乾燥する肌を保湿し続けてくれます。また使用されたシアバターには生産国の農村の女性の経済支援にもなります。洋服を纏うことで肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態を感じることができます。

このような形で社会に還元するのも一つの方法であり、今見つける事が出来た私なりのwell-beingです。



(VELISTA) CREWNECK TEE(WHITE)




(VELISTA) CREWNECK TEE(BLACK)

ここから下は余談です。(色について)

人の眼は物体が吸収・反射する光や物体を透過する光を色として知覚しますが、その見え方には色相・明度・彩度の違いがあります。これらはそれぞれ関連しあっているため、ひとつの属性を扱っただけでは、特定の色を言い表す事はできません。

色相とは、赤・黄・緑・青のように、色を特徴づける「色み」のこといいます。色みは、光の波長の違いによって変化します。色相を環状に配置し、色を体系化する方法として、色相環があります。

彩度とは、色のあざやかさの度合いを表します。あざやかな、色みが強い色は彩度が高く、色みの弱いくすんだ色は彩度が低くなります。わずかでも彩度がある色は有彩色といい、白・灰・黒などは無彩色といいます。

明度とは、色の明るさの度合いのことを指しており有彩色・無彩色は、それぞれに明るい色と暗い色があります。明度は物体の表面の光の反射率に関係します。無彩色の中では、反射率の高い白は明るく(明度が高く)、黒は暗く(明度が低く)なります。

また、色の三属性の相互関係は、色立体として三次元的にあらわすことができます。色相を環状に配置し、その中心に垂直に取った軸が明度を、中心軸から色相環までの距離が彩度をあらわします。

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