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【Joshua Ellis(ジョシュアエリス)】世界最古のカシミヤファクトリー

 

VELISTA(ヴェリスタ)の冬の定番の一つ、Joshua Ellis(ジョシュアエリス)。
カシミヤのストールブランドは数あれど、何故、当店がこのブランドを扱い続けるのか?

そこには明確な理由があります。

1、1767年創業、250年以上の歴史に裏打ちされた紡毛生地生産の圧倒的に優れた知識と技術

  250年の歴史の始まりは実は洋服屋で産業革命と共に当時盛んになったウール生地の生産に事業転換を図ったのが生地作りの始まりです。昔から現在まで英国らしい紡毛の丈夫で防寒性に優れたコートやジャケットの服地、絨毯や椅子などに使われる資材生地を多く手掛けていました。その後、服地に特化するようになり、カシミヤ、キャメル、ビキューナなどウール以外の高級原毛も扱うようになっていきました。そういった付加価値を高めた生地がロンドンのテーラーにも重宝されるようになり、英国の上流階級にも寵愛されるようになりました。

VELISTA(ヴェリスタ)では14年に亘るビスポーク(オーダーメイド)の経験の中でもジョシュアエリスの生地(エスコリアルウールなど)を使用することもあり、生産が容易ではないスーツ生地を作り出す高い技術力からも当店は長年、取り扱いを続けていました。
様々な歴史の中で培われたものからも他のストールブランドとは一線を隠す深い紡毛生地作りに当店は信頼と信用を置いています。

2、基礎基本に忠実な物作りと高い技術の両軸

  1980年以降、軽くて柔らかく、艶のあるイタリアの服地がもてはやされてきましたが、長く着用するコートやジャケットには、やっぱり英国の紡毛生地を使ったほうがいいという考えが欧米には厳然とあると思います。特に最近のトップデザイナーには、昔ながらの英国服地に対して憧れの強い人が多いように思いますしジョシュア・エリスはその中でもより本格的な生地作りを行うファクトリーとして知られ、またカシミアなどの高級原毛も得意とするため、重宝されています。
それが如実に表れているのが特徴的な美しい柄です。
格子の縦と横のラインがくっきりと浮かび上がるのは、高い技術が必要で、その一つが生地の“縮絨(しゅくじゅう)”に長けているからです。基本的にこういう防寒用の生地は、織り上げた後に生地を縮めて厚みを出すんです。その際に効率を優先して生地の横方向だけを縮めるところも多いのですが、ジョシュアエリスはじっくり時間をかけてちゃんと縦方向も縮めているからチェックのカタチが崩れません。しかも薬品の類を一切使わずに。これには長年のノウハウが必要ですし、とても根気のいる工程です。

更に、その後の“起毛”工程についても高度なテクニックを有しています。起毛とは生地表面のヨコ糸をアザミなどで掻いて柔らかなタッチに仕上げること。うちの生地はしっかり縮絨しているため、深く生地を掻くことができるんです。つまり毛足が長いより高級感あるタッチに仕上げられるんですが、普通はここまでヨコ糸を深く起毛させるとタテ糸が隠れてチェック柄がぼんやりしてしまい、遠目にボーター柄のように見えがち。なのにジュシュア・エリスは職人の巧みなハンドリングで、くっきり美しいチェック柄をキープ。私は長年英国生地を見続けてきましたが、このあたりの技術には感服です。


3、トラディショナルをアップデートする高度なディレクション力

  英国ブランドでありながら、ディレクターは日本人の方が担っています。この方のディレクションが非常に素晴らしい。世界有数のブランドを渡り歩いてこられた経験はグローバルな視点と日本人らしい細やかなセンスが絶妙に混ざり合った唯一無二なテキスタイルを毎シーズン提供しています。

  • 具体的な拘りとしては巻き物に相応しくライトウェイトで柔らかに仕上げつつも、きちんと英国製の高級カシミア生地らしいテイストを残していること。良質な英国製品には代々受け継いでいけるような味わいと安心感があります。そこは新たに作るマフラーやストールにおいても絶対に外せないところだと考え、デザイン面でも柄に関しても並々ならない拘りがあります。
    実はファッションで使われる柄の殆どが英国発祥です。ロイヤルスチュワート、ブラックウォッチ、ウィンドペイン、シェパードチェック、ブロックチェック……。挙げたらきりがありません。そしてこれらはすべて日本人のファッションにもすでに溶け込んでいる。というか溶け込みすぎて、グレンチェックなどはイタリア人が作ったスーツ柄だと思い込んでいる人もいるぐらいです。英国の老舗ブランドの矜持として、こうした伝統柄の魅力を今一度正しく伝えるべく毎シーズンのデザインを選定されています。

    特に今シーズンにおいては、ウィンドウペインを用いた柄が多くラインナップされています。
    ジェンダーレスなトレンドの一つとして大柄を用いたテキスタイルが昨今、注目されています。

    オータム、ウィンターシーズンに持ちられることの多い、ネイビーやベージュといった定番カラーに馴染みながらも差し色にグリーンやライトブルー、オレンジ、イエローなど補色使いが絶妙です。

    以下、商品ラインナップです。

    Joshua Ellis(ジョシュア エリス)商品ページ

    カシミヤやエスコリアルウールのアフターケアについて動画で説明されています。ぜひ、ご視聴くださいませ。

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