HERILLの春デニムをご紹介します。
デニムといえば言わずもがな「インディゴ」。
同ブランドのインディゴシリーズもすごく人気ですが、
今季からのニューフェイス「ナチュラル」をピックアップしました。
まずはボトムスから。
デニムの王道”5ポケットパンツ”からコインポケットを無くしたデザイン。
(別名ウォッチポケットともいい、昔は懐中時計をしまっていたんだとか)
余談ですが、このコインポケット、実は5番目のポケットじゃないんです。
一番最後に実装されたのは左のバックポケット。
1880年代のアメリカ・カリフォルニアのゴールドラッシュとともに誕生したといわれるデニムの原型。
そこには確かに左のバックポケットがありません。
1900年代初頭にバックポケットが2つとなり、5ポケットパンツが誕生するのです。
そんな歴史も感じていただくと、より楽しんでいただけるのではないかと思います。
小さなコインポケットですが、この少しの差でミニマムで洗練された印象のデザインになっています。
このパンツの特徴は深く入ったインタック。
正面から見るとそのタックの入り方が印象的です。
腰から太ももはややゆったりとしており、
裾にかけてわずかにテーパードがかかっているシルエット。
レングスも扱いやすい長さとなっているので、おそらくお直しは不要です。
生地は15オンスのコットン100%のデニムを使用。
ヘビーウエイトですが、色も相まって重たさは全く感じません。
控えめな光沢感があるので、むしろクリーンで綺麗な印象です。
この辺りはさすがHERILL。ただのデニムではないですね。
そして同素材のワークジャケット。
デニムのワークジャケットというと無骨な男らしいイメージですが、
HERILLのジャケットはまったく逆の雰囲気。
もはやテーラードジャケットに近しい見え方です。
左胸には外側にパッチポケット、右側は内ポケットという仕様に。
その他はパイピングポケットにすることで、そぎ落とされスッキリとしたデザインに。
ワークジャケットのカジュアル感を払拭するディテールが素晴らしいです。
全体的にフレンチワークのような洗練された雰囲気が漂っていますが、
身幅や腕周りなどは、しっかりとワークジャケットらしいシルエットにとなっています。
ボタンもナチュラルカラーに統一することで、かなりクリーンな印象。
襟を立てて着用いただくのもオススメです。
「白デニム」に抵抗のある方も少なくないはず。
ただ、HERILLの白デニムは自信をもってオススメします。
自然な風合いのナチュラルカラーは汎用性が高く、
真っ白なカラーとは違い、かなり扱いやすいです。
いまの時期なら、AUBERGEのCOCOにENZO BONAFEのスエードブーツで大人っぽく、
夏場になったら、AURALEEのプレーティングTにCOVERSE ADDICTのレザーチャックテイラーで、
ワントーンコーデにも挑戦してみて欲しいです。
数量わずかなので、是非お早めに。
お待ちしております。
山口