MAATEE AND SONSから至高の春コートが到着しました。
結論から言いますと、
最高のコートです。
間違いありません。
某英国ブランドの70年代トラベルコートから着想を得たという今作。
おそらくGRENFELL(グレンフェル)ではないかと思います。
ロイヤルワラント(英国王室御用達)も授かっている
1890年創業のイギリスを代表するコートブランドです。
今回はそんな歴史あるブランドのコートをターゲットにしています。
大きめなマチ付きのフラップポケット、
両脇のハンドウォーマーポケットなど、
細かいディテールは当時のコートを再現しつつ、
カラーはBurberryやAquascutumを連想させる上品なベージュカラーに。
表地はコットン×シルクの先染めギャバジン素材。
シルクが入ることによって、コットンギャバと比べると、
滑らかさや光沢感が段違いです。
思わず飾っていたくなる美しさ・・・。
至高のコートの秘密はライニング(裏地)にも。
なんと200双糸のブロード生地となっています。
200とは要するに糸番手です。
糸は太さによって番号が振られています。
40~50番手が普通糸、60~70番手が細糸、
80番手以降が極細糸なんて言われております。
細い糸を紡績するには、高級な超長綿を使用する必要があります。
80番手すら極細と言われている中で、200番手がどれぐらい高級な糸か、少し御想像いただけるはず。
そんな超超超極細の2本の糸を撚って1本の糸にしているのです。これが双糸です。
糸の太さは100番手と同じですが、2本の糸で構成されるためより強度な生地に仕上がります。
さらにこの高級な200番手双糸を高密度に平織り(これがブロード)にするという、
まさに超贅沢な裏地になっています。
しかも春だからといって背抜きにしません。総裏です。
デザイナー松村氏もインスタグラムで言っていましたね。
「神は細部宿る」と。
まさに神がかった裏地となっています。
コットンながらもシルクのような佇まいに惹かれる人も多いはず。