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【AURALEE】見つかったラグジュアリーでデイリーユースなダッフルコート

ダッフルコートがラグジュアリーでもあり、デイリーユースにも収まる、そんなビッグメゾンでも見当たらない夢のようなダッフルが見つかりました。

しっくり来るものを何年も探している

私の言葉でもあり、顧客さんの言葉でもあり、同業者の声でもあり、、

そう、大人が大人として着られるダッフルってなかなか無いんです

パッと浮かぶのはインバーティアでしょう、勿論、私もそうでした

個人的には90年代までの状態の良い古着を探せば良いのだけれど、バイヤーとしては古着に落ち着かせるのは業務放棄

デザイン、そして生地(Moorbrook社製→現Joshua Ellis)は最高で文句の付けようは無し、ただ一点最も重要なエレメントが欠けている

シルエットと言うかパターンが、、、(脳内は理想の90年代のHERMESダッフルに、どうしても行き着いてしまうのです)

今の気分、そして10年後の気分を埋めてくれるフィッティングがインラインには見当たらない

着丈と身幅のバランス、当然線で繋がる肩幅も、う〜ん

欲しいのはゆったりではなく、リラックスでラグジュアリー

冒頭にも書いた”ダッフルは難しい”の理由は、子供っぽくなってしまうこと、そしてテクニックを入れないとカジュアルダウンしてしまうこと

やはりジャケットの上に羽織りたいし、トラウザーとマッチさせたい。勿論、デニムやクタクタのチノにも合わせたい。
(オーバーオールに重ねてもアメカジにならないオーラ)

本当に5年ほど探しに探して、ようやく最適解に辿り着いた22AW

長くなりましたが、本モデル。上記の条件を全てを満たしています。120点で。

デザインは先のブランドを彷彿とさせるNEWTON ABBOTではない方の襟付きモデル、フードタイプよりもシャープな印象で、ナイスチョイスです

ディテールもベースのブラウンに馴染ませつつトグルの存在感を消さないヌバックレザーのループ(こう言うところにセンス出ますね)

そしてシルエット、恐らくジャケットをインすることを想定し、ほんのりドロップさせたショルダー、ストームパッチが強調されないように工夫が施された丸みのあるショルダーライン、生地の特性を活かされた襟を寝かした時に立ち具合、そして襟を立てた時の襟幅のバランスが素晴らしく良い
更に意外に重要なのがフロントポケットの高さ、手を忍ばせた時に肘がナチュラルに曲がる角度でスッと収まるように計算されてます

最後に生地、本家と言うと語弊がありますが、現行、そしてMoorbrookのヘリンボーンウールパイルを軽々と超えたクオリティ
ヘリンボーンの畝を作る山と谷がほんのり浮かび上がる極上の艶
ここまでしっかり畝があるのに艶を発している生地は未だ見たことがありません、カシミヤでも入っているのかと見間違うほど。
極細糸が成せる技ですが、このタッチを実現するのは相当な技術がいるはず。やはり一宮だろうか?

生地の力が凄まじく、求めていたドレススタイルにも十二分に対応するラグジュアリーな雰囲気を纏っています
ブラウンのトーンも最高、暖色、寒色なんでも来いです

当店のお勧めはペールトーンのカシミヤセーターのインにはバスクボーダー、そしてボトムは、セミストレートのブランデーカラーのコーデュロイトラウザー、足元は型押しカーフのジャコメッティ(オプリークトゥのやつ)

20代はアーリー30代を目指し、30代はエグゼクティブを目指し、40代から上の方は着飾る必要なしの自分カラーで着てください、永く愛せますよ、これは。

(AURALEE) WOOL HERINGBONE PILE DUFFLE COAT – BROWN

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