AUBERGE(オーベルジュ)の2022AWの傑作。
『SOMERSET』と『BIBURY』。
AUBERGEらしさ満載の激渋なフリースをご紹介します。
今作のテーマ。
「ハリスツイードのような英国ツイード糸でフリースを作る」
通常はポリエステルでふわふわとしたものが大半ですが、
そのフリースを”ツイード”で作るという、めちゃくちゃ面白い切り口。
このテーマだけで、この服にグッと引き込まれます。
最大の特徴は、テーマにもなっているツイード糸で作られたこのパイル地!
ツイード糸とは、短い羊毛やくず糸を使った紡毛糸。
英国ツイード糸をパイル編みにしてツイーディーに仕上げられています。
この生地感に誰もが心躍らされるはず。
そんな風に感じる素晴らしい表情のあるあるテキスタイルです。
ベースとなったのは、2000年代前半に作られていたPatagoniaのマーズシリーズ。
米軍のためにPatagoniaが製作していたミリタリーラインです。
クラシカルな印象の強いツイードとミリタリーなフリースを掛け合わせるセンス。
デザイナー小林氏は本当にすごいなと思います。
このツイーディーなフリースは、「それ、どこの?」って聞かれること間違い無しの唯一無二な存在!
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ディテールも抜かりなく、随所に施された布帛部分は”AUBERGEクロス”。
AUBERGEクロスとは、英国ミリタリーの高密度コットン(ベンタイルコットン)を意識してオリジナルに製作したもの。
本家を超える打ち込み規格で製作された、”超”超高密度な防水仕様の生地です。
エレガントさを加えるために、ソラーロ(玉虫)手法で奥行きある深いカラーを生み出しています。
同ブランドの『LANCASTER』や『VANGARD』で使われているテキスタイル。
同じ素材にすることで、ミリタリーで良くあるレイヤーシステムのような着こなしも可能です。
この独特なパターンのバックスタイルも男心をくすぐられるポイント。
元ネタのPatagonia マーズシリーズのR2ジャケットのそれを忠実に再現しています。
カラー展開は2色。
とても奥行ある”British Navy”。
そして・・・
ブラウンカラーなどが入った杢カラーがめちゃくちゃ良い感じの
”British Green”
どっちもいいけど、個人的にはグリーン推し。
そして同じテキスタイルでベストの展開もございます。
このベストがとにかく優秀で。
トップスに重ねても良し、アウターのインナーとしても良し、アウターに重ねるレイヤーとしても良し。
コーディネートの幅がめちゃくちゃ広がります。
特に欲しいものはないけど・・・というお客様に、店頭でご提案した際には高確率で刺さるアイテム。
個人的にはテーラードジャケットのインナーとしての着こなしがオススメ。
想像以上に汎用性高く、1枚あると色々なコーディネートを組めて楽しいですよ!
『SOMERSET』と『BIBURY』、どちらもお勧めです。
店頭でお待ちしております!
(AUBERGE) SOMERSET – GREEN
(AUBERGE) SOMERSET – NAVY
(AUBERGE) BIBURY – NAVY
(AUBERGE) BIBURY – GREEN
山口