素足に革靴が一般化して久しいですが、コロナ以降には夏にレザーの足元でコーディネートを組むというのも沢山の方の支持を得たようにおもいます。
中でもカジュアルに組み合わせし易いスリッポンタイプに注目が集まっていて、特に、ここで御紹介するジャコメッティのLUIGINOのホールカットモデルがとても好評です。
スリッポンと言うとコインローファーが先ず浮かぶと思いますが、あれはあれで良いのですが、今の形状に少し堅さを感じるのが一つ懸念点でした(以前、一世風靡したALDEN一強的なアメトラブームの時はマッチしていましたが、、)
それとなによりも、修行のような数年間の履き馴らしは、もう我慢できない、、、
そこに出てきたのがイタリアらしい柔らかさとエレガンスを兼ね備えた此方のモデル
グニャリと人差し指一本で曲がるアッパー、これぞボロネーゼ製法の成せるワザ
因みにボロネーゼ製法と言えばA・テストーニだけど私の中ではジャコメッティの本モデルの方が馴染みがあって
数あるジャコメッティのシューズの中でも最も汎用性が高くて、最もカジュアルに振れるモデル
90度にしなるアッパーとサンダルのように踏み潰せる芯材抜きのヒールのお陰で履き始めから吸い付くように足馴染みが良くてジャストフィットでなくとも踵が抜けないホールド感(ワンサイズ上げても踵が抜けない?魔訶不思議なシューズ、、、)
少しスクエアにデザインされたトゥのお陰でカジュアル履きもOK
アッパーは当店定番のカーフスウェード(銀付きスエード)、肌理が細かく短く整えられた毛足はまさしくシルキー
カーフスウェードの上品さとブラウンカラーの組み合わせは最強ですよ
癖のあるカラーパンツをすんなり手玉に取るポテンシャル
今夏、素足でどうぞ